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35~44歳の81.2%に何らかの歯周病の症状

歯周病は、歯を支えている周辺の組織菌が歯周病に感染することで、歯茎(歯肉)が腫れたり、歯茎から出血したり、最終的には歯が抜けてしまう病気です。歯周病は40歳以降に歯を失っていく大きな原因となっており、35~44歳の27%が歯周炎にかかっており、歯肉炎も含めると、81.2%に歯周病の症状がみられます。

歯周病の進行図1 歯周病の進行図2

気づいたときには重症化しているケースも

あまり目立たずに進行してしまうこの歯周病は、気がつかないうちに重度の症状となり、ひどくなると歯そのものが立っていられなくなってしまいます。

軽度歯周病

磨き残しがあると、歯周病菌が繁殖して歯垢(プラーク)となり、炎症をおこします。ほとんど症状はありませんが、歯磨きのときに出血したり、硬いものをかむと痛かったりすることもあります。炎症は歯肉の範囲だけでおこっているためブラッシングで改善します。

中度歯周病

プラークが石灰化し固まったものを歯石といいます。この歯石を巣くつとして歯周病菌が繁殖し、歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしていきます。この頃から歯のぐらつきや、歯磨きの時に出血する、口臭がある、噛むと痛いなど様々な自覚症状が出始めます。ブラッシングだけでなく、専門家による歯石除去が必要です。

重度歯周病

歯槽骨の吸収が進むと歯のぐらつきが大きくなり、軟らかい物でも噛むのに苦労します。また、出血や口臭などのその他の自覚症状も強くなります。歯周病の専門家による再生療法が必要になります。しかし、このまま放置しておくと、やがて歯が抜けてしまいます。

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