小さなお子様がいらっしゃる方なら、こんな悩みをお持ちの方も多いはずです。 小さなお子様の歯の治療って本当に大変です。 大変だけど大切なお子様のために、お父さんお母さんに知っていただきたいことがあります。
特に痛みのない場合は、子どもが怖がったり、嫌がっているのを無理やりに治療してはいけません。痛みがなければ子どもは治療の必要性をしっかりと理解していませんから、無理に治療することはイジメと同じですので、子どもには強いトラウマになります。その結果、治療が出来ない子になってしまい、乳歯ばかりか永久歯までボロボロになります。あくまでも本当の目的は美しい永久歯列です。目の前の1本にとらわれすぎないでください。
もし、1回目の治療がダメでも練習をしながら3回目までチャレンジしましょう。 それでもダメなら、3か月間をあけてまた3回チャレンジします。お母さんには面倒ですが、これを繰り返すと必ずスムーズに治療ができる子どもになります。
治療になれるために日をあけるのはいいのですが、『その間に痛みがでたらどうするの?』という疑問をお持ちのことでしょう?子どもさんには、あらかじめ何度も『治さないと痛くなるよ』と説明しておきます。 自分が嫌がって治療を拒否し続けた結果として痛みが出れば本人は納得します。その上で、ネットなどで体を固定して強制的に治療をしたとしても治療することで、痛みがなくなりますから子どもさんはとてもよく納得し、トラウマにならず、逆に治療ができる子になってくれますので心配いりません。
治療のポイントは以上のようにありますが、痛みが出ない方がよいので、歯みがきをキチンとすることと、歯みがき後にスプレータイプのフッ素塗布をご自宅でやってみてください。かなり効果があります。(歯磨きの方法については、ご相談ください。スプレータイプのフッ素は当院で販売しております。)
何度か治療をしていくうちに分かってくるのですが、本当に怖がっているお子様と治療から逃れるために、演技をしているお子様がおられます。演技の場合はお母さんと話し合った上である程度強制的に治療した方があとあと上手くゆく場合があります。このあたりは、非常に微妙な所ですが、保護者の方としっかりしたインフォームドコンセント(説明と同意)をとりながら進めていく必要があります。
歯磨きや食生活の改善指導・プロフェッショナルメンテナンスで患者様の健康な歯と歯茎をお守りします。
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