女性は妊娠すると、ホルモンなどの働きにより体調が大きく変化します。 同時にお口の中の状態も変化し、虫歯になりやすくなってしまうのです。 安定期に入ったら、歯科医院で検診を受けることをおすすめします。
唾液の変化 唾液の分泌量が減り酸性度が高まって、虫歯になりやすい状態になります。 食生活の変化 食べ物の好みが変わったり、食事の回数が増えたりと食生活が変わることにより、お口の中の環境も普段と異なります。
みがき残し増加、つわりによって歯みがきがむずかしくなるため、みがき残しが多くなります。
1度に食べられる量が少なくなることから食事回数が増え、お口の中が酸性の状態が長く続き、 虫歯ができやすくなります。
女性ホルモンが増加することで、非妊娠時よりも歯肉に炎症が起こりやすくなり、「妊娠性歯周炎」を引き起こす可能性があります。
唾液の性質が変化することにより、お口の中がネバネバし、細菌が活動しやすい状態になります。
女性にしっかり認識してほしいのが「歯周病と早産・低体重児出産」です。7,151人の妊婦を分析対象とした調査では、そのうちの1,056人が早期低体重児出産をしているという結果がでました。そして、歯周病を持つ妊婦は早期低体重児出産のリスクは歯周病を持たない妊婦の2.83倍にもなります。早産では2.27倍、低体重児出産リスクでは4.03倍と報告されています。
今後、もっと大規模な調査が必要と指摘されてはいるものの、リスクが分かっているので、できる限りリスクとなる歯周病を改善すべきでしょう。
生まれてくる赤ちゃんの健康な歯と健やかな成長のために、妊娠中と 赤ちゃん誕生後に気をつけていただきたいことをご紹介します。
妊娠5~9週で乳歯の形ができ、16週になると永久歯ができ始めるというように、赤ちゃんの歯はかなり早い段階から成長を始めています。お母さんがバランスよく栄養を摂ることで、赤ちゃんがおなかの中にいるときから歯を丈夫にしてあげることができるのです。
生まれたての赤ちゃんのお口の中には、虫歯菌がいません。それなのに、成長すると虫歯にかかってしまうのは、大人が虫歯菌をうつしてしまうからです。赤ちゃんに口移しで食べ物を与えたり、大人が使った箸やスプーンなどで赤ちゃんに食べ物を与えたり・・・・・・。こんな無意識の行動から、赤ちゃんの虫歯は始まってしまうのです。お箸やスプーンなどは赤ちゃん専用のものを使いましょう。
大人からうっかり赤ちゃんに虫歯菌をうつさないためにも、赤ちゃんを迎える家族みんなが、虫歯を治療しておくことが大切ですね。それが生まれてくる赤ちゃんへの何よりのプレゼントになるでしょう。
お口の中の歯周病菌を徹底的に減少させ、一生健康な歯と歯茎でお過ごしいただくことを目指します。
歯磨きや食生活の改善指導・プロフェッショナルメンテナンスで患者様の健康な歯と歯茎をお守りします。
一年に一度、お口の写真とレントゲンを撮り、歯と歯ぐきの精密検査を行います。
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